放課後等デイサービス利用者数について

■放課後等デイサービスの利用児童数と施設数の増加傾向

放課後等デイサービスを利用するお子様は大幅に増加しています。それに伴い、施設の数も増加傾向にあります。

◎利用児童数の推移
急増:平成24年(2012年)に制度化されて以降、利用者数は年々増加しており、例えば、平成24年度から令和2年度までの間で約7.8倍に増加しています。
◎実数:令和5年(2023年)9月中の利用実人員は55万人を超えています。

施設の数の推移
増加:利用児童数の増加に伴い、事業所数も右肩上がりに増加しており、平成24年の約2,500か所から、令和5年(2023年)4月の段階では20,000か所を突破しています。

■利用児童数が増加している主な理由

放課後等デイサービスの利用が増えている背景には、主に以下の要因が考えられます。

1. 障害のあるお子様の増加とニーズの高まり
・発達障害等の診断増加:発達障害など、専門的な支援が必要なお子様の認知が広がり、診断を受けるケースが増加しています。
・療育への理解促進:障害の有無にかかわらず、**早期からの療育(発達支援)**の重要性に対する社会的な理解が進み、支援を求める保護者が増えています。

2. 保護者の就労状況の変化
・共働き世帯の増加:近年、共働き世帯が増加しているため、学校の授業終了後や長期休暇中に、お子様の居場所と適切な支援を求めるニーズが非常に高まっています。
・送迎サービス:多くの放課後等デイサービスで学校や自宅への送迎サービスが提供されており、保護者の仕事と育児の両立を大きくサポートしています。

3. 制度の整備と市場への参入
・制度の開始:平成24年に児童福祉法のもとで制度が開始され、支援の枠組みが明確化されたことで、利用しやすくなりました。
・事業者の参入:国による規制緩和や、比較的初期投資を抑えられる事業モデルであることから、多様な企業が市場に参入し、事業所数が急増しました。

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