発達障害の「パステルゾーン(グレーゾーン)」
発達障害の「パステルゾーン(グレーゾーン)」とは、子供に発達障害の特性がみられるが、診断がつくための基準に達していない状態のことをさします。
というのも発達障害におけるパステルゾーン(グレーゾーン)には、明確な定義は存在しておらず、例えば知的障害などを判定する場合の基準には「保育や教育の場で不適応行動が見られるものの、診断がつかないあるいは未受診の子ども」というものが記されるています。
簡単にいうと医学的な診断基準は満たしていないが、普通の子どもと比較した場合、日常生活を送ることが困難で、あるという事になります。
特に幼少期の場合は発達障害の判断をするのが難しく、パステルゾーンと言われたが、年齢を重ねていくことで困りごとが増えたり、発達障害の特性が顕著になってくることもあり、その場合は発達障害の診断名がつくケースがあります。 発達障害や障碍者のような精神障害者保健福祉手帳や療育手帳の交付がないので、福祉や教育の支援の対象にはなりません。
しかし、こういった手帳の交付がなくても受けることができる公的支援がありますので、活用できるのであれば活用しましょう。