学習障害(LD)とは

◆学習障害(LD)について

誰もが得意な分野と苦手な分野がありますが、特に特定の学習分野だけが苦手の差が極端に大きい場合学習障害(LD)と判断されることがあります。
ただし、日常生活においては他の子となんら変わりがないので、小学校に上がるまで親を含めた周りの大人は気づかないケースがあります。
学習障害の特徴としては、知的障害の遅れはないが、授業の内容を理解できないといった症状が特徴的です。
この症状については大きく分けて3つのタイプがあり、子供によっては一つのタイプだけでなく、複数のタイプが関係しているケースがあります。

①読字障害(ディスレクシア)の症状
読字障害といのは文字を読むという能力に偏りがあり、授業中に音読をするときに、自分が今どこを読んでいるかわからなくなってしまったり、たとえば「わ」と「れ」のように文字が似通っているとその違いが理解できなかったりします。
他にはそもそも文字自体がわからない、文字は理解できても文章が入ってこないなど症状はこどもによって異なります。

②書字障害(ディスグラフィア)の症状
書字障害というのあ読字障害とことなり、文字を書く事が苦手な障害の事です。
例えば見本と同じ文字を書こうとしても鏡文字になってしまったり、授業中に先生が黒板に書いた文字を自分のノートに写す作業が苦手で遅れてしまったりすることです。他には短い字や簡単な字はかけるけど、作文になったり難しい字はかけないという症状もあります。

③算数障害(ディスカリキュア)の症状
国語や社会、理科など他の勉強は問題ないのに何故か算数の計算でけができないという障害です。
そもそも数の大小の意味が理解できず、頭の中で計算ができず、指を使わないと答えが出せないという子もいます。
1年生の後半には繰り上がりや繰り下がり、2年生になると九九などを授業で習っていきますが、この辺りで思うように理解が進まないときは一度詳しく調べてみてもいいでしょう。

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