アスペルガー症候群

アスペルガー症候群というのは発達障害の一種で、コミュニケーション能力や社会性に障害があり、対人関係が苦手という特徴があります。アスペルガー症候群は先天的な障害で、遺伝的要因が大きく関与していると考えられています。有病率は人口の0.1~1%程度とされています。
アスペルガー症候群のお子さんは言葉や学習のこともよく理解しており、表情などの見た目も普通のお子さんと大きく変わることがないため、大人でも気づくのが難しいといわれており、診断がおくれるケースが多々あります。

アスペルガー症候群の主な特徴は主に下記のようなことがあげられます。

・他の人との社会的な関わり合いが難しいこと。
・コミュニケーションが苦手であること。
・想像力が低く、先の見通しが立てにくいこと。
・言葉や知的の発達に遅れがない
・ことば以外の情報を同時に受け取って総合的に判断するのが苦手
・自分の行動や習慣に関しては自分が決めたルールにこだわりやすく、毎日の行動がパターン化しやすい
・一方的に話しはじめ、相手とうまく会話のキャッチボールができない。

これら以外の特長もありますが、よくお子さんを観察し、コミュニケーションをとることで、アスペルガー症候群であるかを疑い、少しでも気になったら、医療機関や療育センターなどに症状を相談しましょう。
判断が難しい場合でも専門家であれば診断ができます。早期の療育が子どもの成長には大切です。

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