アスペルガー症候群とは
知能に遅れのない自閉症とも言われているアスペルガー症候群について解説していきます。 自閉症スペクトラム障害という概念の中にあり、知的に遅れのない自閉症とも言われています。
言葉や学習もよく理解しており、表情などの見た目の印象も普通のお子さんと変わらないため、まわりから気づかれにくく、診断が遅れるケースもあります。 アスペルガー症候群のある子どもは、場の空気を読むことや相手の気持ちを理解すること、それに合わせた言動が苦手な傾向があります。
例えば、場にそぐわなかったり、周囲から自己中心的であると思われたり、相手を傷つけるような発言をして周囲からひんしゅくを買うこともあります。 アスペルガーとは、知的水準の高い自閉症を発見したオーストラリアの小児科医の名前をとって名づけられました。 現在はは正式な診断名ではなく、自閉症の中のひとつの傾向というとらえ方だと認識してください。 アスペルガー症候群のお子さんは、勉強などの遅れはありませんが、自閉症特有の症状があります。
特徴的な障害
・対人関係をうまく築くことが難しい
・会話の裏側や行間に込められた人の気持ちを考えることが苦手
・法則性や規則性があるものを好み、周囲から見ると異常と思えるほどのこだわりを見せる
問題点は、しゃべるほど理解はしておらず。頭は良く見えるけれども、肝心なことは人に伝えることができない。 法則や規則性が崩れることを極端に嫌うため、自分のルールにのみ従ってルーティンが崩れると、パニックを起こすこともあります。